写真と雨と珈琲と

日々飛ぶように過ぎていく時の速度を緩めるために

「身体に気をつけてね」

私は大病や大手術はしないものの、どちらかと言うと身体が弱い方です。

髪型やファッションには疎いものの、流行りもののウィルスには非常に敏感で、
インフルエンザが流行り始めたとニュースになる1週間前に学年1人目のインフルエンザとして学校を休んでいました。

さらには、頭痛持ちで、小さい時からしょっちゅう頭痛。
これがまた休みの日になると悪くなりますから、母からはしょっちゅう
「損な身体だねぇ」
と言われていました。

そして最後には
「気合が足りない!(から病気なんかになるんだ)」と叱られました。


そんな母ですから、身体はめちゃくちゃ強い人です。

仕事を病気で休んでいるのを見たことがありません。

ヘルペスや、風邪、食中毒など、一般的な病気にはなります。

なりますが、休みません。

そのため勤め先の経営者や上司には、本当に信頼されて仕事を任されていました。

そんな母ですから、私は母の身体を気遣ったことはありませんでした。

母の身体を気遣う暇があったら、自分がしっかりしなさいと言われるような気がしていたからです。



それが、今年。

実家からの帰り際、母と別れの挨拶をしていると

私の口から

「身体に気をつけてね」

の言葉がついて出ました。

自分でも自分自身の言葉に、心のふかーい深いところで驚いていました。



母も今年で74歳。

強い母はだんだん優しい母にかわりつつあります。

後何年一緒にいられるだろう。

つい口から出た自分自身の言葉の意味を、何度も考えてしまいました。


とはいえ、母の母もまだ健在。

昔の人は元気です(笑)。


「身体に気をつけてね」

「あなたもいい加減にしなさいよ」
(仕事のしすぎよという意味です)

そんな会話を最後に、実家から関西に戻ってきました。

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母の後ろ姿 私の安心する手